甘々と稲妻11巻感想

甘々と稲妻11巻出てからもう1週間経ったし感想垂れ流そうかと思ったけど長くなりそうなのでブログに書くことにしました。1個下の記事が2012年(エヴァ急の感想)なあたり、いかに社畜生活が人を変えてしまうかよく分かりますね。未だにエヴァ次回作始まらないんですが僕タイムリープしてるんですかね?

いや個人的に本当に良かったんですよ11巻。すごいと思ったのが2つあってですね。まず1つ目は小鳥ちゃんの告白。こういう漫画の命題だと思うんですよね、ヒロインと主人公の恋心にどうやって決着をつけるかというのは。そうだよな高杉?(*1)それがもうなんとも見事に表現したわけです。最後の「もっと複雑なの」って言いながら笑顔で泣くことりちゃん見たとき胸打たれましたね本当に。犬塚先生への淡い恋心は確かにあったと思う、でもつむぎちゃんも好きで、みんなでご飯を作ることが好きで、みんなでご飯を食べるのも好きで、どれもが本当の気持ちで。卒業という節目に対して自分の気持ちに向き合って真剣に考えたからこそ、ストレートな好き、じゃなくてあの告白に繋がったんだと思うんですよ。そして先生もことりちゃんの精一杯の告白にしっかりと正面から答えたんですよね、あのときの先生は本当にこれまでで一番先生だったし大人の尊敬できる人間だった。分かるか高杉?(*2)
そしてもう1つのすごいところが、これ最終巻じゃないんですよ。しかもたったの1話で終わらせたの。あくまで三人でご飯を囲む姿こそが甘々と稲妻であって、この漫画が伝えたいのは最初から変わらないんだなってのが分かる。本当に作者がこの漫画のテーマというものを大切にしているんだなーというのも伝わってきて本当にうれしい。こういうところだぞ高杉?(*3)
あと1巻で終わってしまうのが本当に悲しいけれど、区切りをつけるならここしかないというのも痛いほど分かるので、1つの作品として最後まで本当に楽しみです!

*1 知らんぷりしてるドロップも同罪だぞ。
*2 お前4年間逃げたよな?
*3 後半お弁当どこいったんだよ。